2024年07月25日
ライナスの毛布
我が家はたぶん、すごくモノが多い家だと思う。
整理整頓云々以前の問題として、家の中にモノが溢れている。
子どもが一人増えるごとにモノも当然増えるわけだが、奄美からの引っ越しの時は、この狭い家によくもまあ、というほどモノが詰め込まれていたことに嘆息した。
だいぶいろいろ捨ててきたのだが、引っ越し当日にもトラックに詰め込めない荷物が大量にあり、友人やお隣さんに処理を押し付けるという狼藉を働いてしまった。
特にお隣のご夫婦、その節は大変ご迷惑をおかけしました(>_<)
そして今、特に溢れているのは洋服と本。
こちら(奈良)の学校は、小中学校ともに私服なので、必然的に洋服は増える。
中3長女の部屋などは、毎日フリーマーケット状態だ。
本に関しては、極力買わないようにしている、が。
引っ越しの時に大半は古本屋に売り、厳選された本のみが並んでいたはずの本棚に、少しずつ新しい本が加わっている。
プラス、基本的には図書館で借りてくるので、その本が収納しきれずにいつも溢れている状態だ。
それと何とかして欲しいのが、子どもたちのおもちゃ、と言うかガラクタ類。
ただ、こちらにはガラクタにしか見えないモノでも、ライナスの毛布ということがある。
ライナスの毛布とは、スヌーピーに登場するライナス君がいつも引きずっているあの毛布のことで、人がモノなどに執着している状態を指し、心理学でもよくつかわれる用語なのだとか。
多くは、幼児が何かに執着することで安心感を得る状態を指すが、成長したり大人になったりしても、ライナスの毛布が手放せないというケースもあるそうだ。
それで、例えば大事なぬいぐるみを捨てられてしまったことがトラウマになったとか、大事なカードを燃やされてしまったのでモノを隠すクセがついたとか、そんな話も聞く。
それは困る。だとすると、許可なしにおいそれとは捨てられない。
とは言え何とかしなければ。
ライナスの毛布と断捨離のバランスが、今日も我が家の課題である。
Posted by 井田陽平 at 11:49│Comments(0)