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2024年08月05日

速読王あっちゃん

速読王あっちゃん




私の場合、だいたい週に1~2冊は小説を読む。
ジャンルは偏っていないつもりでいて、恋愛ものからミステリ、社会派と言われる作品まで何でも幅広く読む。

先日読み終わったのは、森絵都の『みかづき』。
昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編だ。

自分が歩んできた塾業界という題材も然ることながら、時代設定も完璧にシンクロしている。
さらに、物語が展開する八千代台やら津田沼やら船橋といった地域は、奄美に移住するまで長いこと暮らしていた、思いっきりの地元だ。
主人公が経営する千葉進塾のモデルになったと思われる市進学院には、中学の頃に通っていた。

登場人物やストーリーはもちろんフィクションなのだが、学力テストやゆとり教育などの文部省の政策や、俗にいう津田沼戦争などの時代背景はリアル描写なので、かなり面白い社会派作品になっている。

で、うちの場合、私が読もうと思って買ったり借りたりしてきた本を目につくところに置いておくと、たいていは長男のあっちゃんが先に読んでしまう。
彼もジャンルを問わず何でも読むので、大人が読むような、子どもにはとっつきにくそうな本でも、サラリと読む。
小学生にしては難しい内容だったり、漢字が読めなかったり、表現が難しかったりもするはずなのだが、聞いてみるとよく理解して読破している。

しかも読むのがめっちゃ早い。
『みかづき』なんて467ページで厚さ4cmもある長編なのに、読破に半日もかからなかった。

立派な特技のひとつだと思う。
読書量と思考の深さは比例するとまで言えば言い過ぎかもしれないが、かなり重要なファクターだろう。
いい特技が身についてよかったね、あっちゃん。



Posted by 井田陽平 at 12:12│Comments(0)
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