2024年07月24日
読書の文化

奈良の子は、読書量が少ない。
もちろん個人差はあるだろうが、体感として少ないなと思うし、後述するが、そういうエビデンスもあるようだ。
奄美の小学校では、図書室の貸し出しトップをいつも獲得していたウチの子たちも、ほとんど学校から本を借りてこない。
というか先生がいないため、そもそも図書室がめったに開かないらしいのだ。
これはいけない。
ある調査によれば、小学生の読書率トップ3は、岩手県、鹿児島県、山形県。ワースト3が、沖縄県、大阪府、奈良県。
やっぱりね、という感じだ。
中学生になると全体の読書率が下がり、トップと最下位の差が開き、二極化が進む。
相関ランキングでいくと、人口集中度と負の相関(読書率が高いところは低い)、農業就業人口と正の相関(読書率が高いところは高い)がある。
平たく言えば、地方で読書率が高く、都市部で低いということだ。
さらに、子どもの生活習慣との相関でいうと、正の相関にあるのが、早寝早起き率、校則尊守率、朝食摂取率。
負の相関にあるのが、長時間ネット利用率、携帯電話スマートフォン所有率。
読書が良くてスマホはダメ、などと時代錯誤なことを言うつもりは、サラサラない。
だけどねえ、うーん、どうなんでしょうねえ、読書のメリットは大きいと思うけどなあ。
私は読書がわりと好きなので、これからも読み続けると思う。
そんな姿を見てか、自分の子どもたちは本好きに育ってくれたようだ。
「この本、面白かったよ^.^」と教えあったりするのは、とても楽しい。
奈良のことまで何とかしようとは思わないが、我が家の読書文化は受け継がれていきそうな予感がする。
とりあえずは、それでいいのかな。
Posted by 井田陽平 at 12:05│Comments(0)